煉化石窯

私たちは窯を作っている煉瓦屋です

当社は1996年より石窯の製作を開始し、現在ではピッツァ窯をはじめとして様々な調理窯、厨房窯の設計・製作を行っています。
私たちの窯製造への一貫した想いは、「石窯の仕立て屋」であることです。

明治時代には煉瓦のことを煉化石と呼んでいました。煉化石の釜から煉瓦の窯、それを短縮したものが石窯として現代に生きているのではないか。という考えでピッツァ窯を造っています。当社は創業95年目ですが、ピッツァ窯の製造はたったの15年です。イタリアの熟練した窯職人からすれば私たちなどまだまだだと思います。でも我々窯職人は石も煉瓦も左官も溶接もこなしてきた自信と職人のプライドがあります。なんといっても職人が22歳から41歳までの、実際ピッツァを現場で焼いているピッツァイオーロと同じ世代が窯を造っているのです。窯職人はピッツァも焼きます。だからピッツァを焼く職人の気持ちで窯を造っているのです。

私たちはクライアント(厨房メーカー、飲食業オーナー、設計士、調理師etc...)様のご要望やイメージを汲み取り、煉瓦屋としての厳しい視点で材料を吟味し、また窯職人として培った技で一台づつ丁寧に窯を仕立てます。

「窯の仕立屋」としてのこだわり

1基ごとに煉瓦の切り出しから始めて造る窯は大量生産できません。煉瓦の形でドームの形状が微妙に変わり、ここから窯のくせ、引いては窯の個性が誕生してきます。

石窯を造って感じたことですが、日本には釜と竈の材料しかないことがわかりました。500度の高温でピッツァを焼くには、また小さなドームを煉瓦組みするには日本では流通されていない耐火材料が必要です。その材料はイタリアやフランスから取寄せ、その取寄せた材料の特性を理解した上で、お客様にあった窯の材料選定をしています。思い描く材質が見つからない場合は、私たち自身で窯床を打つこともあります。

私たちはいわゆる【窯の仕立て屋】なのです。

輸入材の品質管理も万全です
海外から届く窯床用部材

「こうしたい!」に応えます

「300人のご飯が一度に炊けるかまどにしたい」
「狭小キッチンに合わせてコールドテーブルの上に設置できるピザ窯を作れないか?」
「搬入口は幅1000mmだけど、幅1800mmの薪窯が必要なのだが・・・」
などなど

一見、製作が難しそうな窯のアイデアや、厨房設計に初めて石窯を組み込む案件を持った設計士の方など、まずは当社にご相談ください。
現場の下見や試し焼きなどを重ね、窯を予算や完成イメージ、その他ご要望に沿った仕様の窯を提案いたします。

とことんご要望と向き合います
シミュレーション、テストを何度も行います

窯職人による確かな窯づくり

私どもの窯づくりでは、レンガ積みを含むセラミックで構成する石窯の重要部分は全て手作業で行っています。見えない蓄熱部分は粒度の異なる層を重ね、炉床は床板にし易いよう繊細な勾配をつけたりと、常に調理者の視点で窯づくりを進めております。たとえ成形された海外窯メーカーのドーム材を使用する場合でも、一度仮組みを行い、角を削ったり入口形状を変更するなど、手を掛けてより良い製品に仕上げます。

重要な部分は全て手作業です
丁寧に丁寧に仕上げます

私たちのつくるピッツァ窯例

型式:POW-Vulcano 1000(土佐漆喰仕上げ)
燃焼効率を考慮した設計・提案をいたします。

美しさにこだわった煉化組のドームは抜け落ちにくい立体成形を施しております。内径600mから1200mまで対応可能です。この他にも一体成形のドームも取り揃えております。

1 内径 900/1000/1200m 2 内径 600/700/800m

薪の使用量1日あたり4.1束
大容量の蓄熱を確保する設計のため、熱効率を最大限高めることが可能です。

※当社調べ。ランチ・ディナーをとる営業形態の場合。

薪窯で現地ナポリの焼きを目指したい方にご提案しております。柔らかな熱の当たりが特長です。ガス窯にはおすすめできません。

イタリアの窯メーカーと共同で制作したものと自社製の2タイプがあります。密度の度合いによる焼きの好みを選択でき、一枚板なのでパーラーの引っかかりが少なくなります。ガス釜におすすめです。この他にも焼きの好み、寸法、業態によって様々な床板をご選択できます。

計画実現・維持をサポートする
技術とノウハウ

ガスバーナーは用途に合わせて高い技術を持つ(株)藤村製作所製のバーナーを軸に採用。当社スタッフにより石窯に組込み、性能試験を行うことで、安全で最適な燃焼を実現しています。設置に関する石窯安全対策データやメンテナンスサービスの提案も行いますので、導入前の不安要素や導入後のコンディション維持の心配も全てクリアにするお手伝いをいたします。安心してご依頼下さい。

実使用条件での製品各部温度の測定
設置、運用に関わる資料でバックアップします

環境に合わせた石窯のあり方を提案します

地震が多い昨今、特に床荷重を軽減するために軽量化した石窯が要求されてきました。私たちは5年前から軽量化に特化した石窯を施工しています。

さらに、床面と架台をしっかりアンカー留めして地震で被害が拡大しないように対応しています。石窯の床板は柔らかいので、長年使って磨耗した床板を新しいものへ交換を希望されるお客様もいらっしゃいます。私どもの石窯はこの床板の交換ができます。

薪窯を造る夢を膨らませても、実際に薪を使用できる環境でない地域や建物が増えてきました。でも私どもにご相談いただければ、ガスバーナーを付けた石窯を製作可能です。ただし薪とガスバーナーの併用は危険ですので絶対行わない約束の上でお造りしています。

土佐漆喰(柿渋)
軽量化の発泡煉化
石窯にガスバーナー(藤村製作所製)設置も可能

全国のピッツァイオーロさん、ピッツァ店オーナーさん、石窯を設計から施工、そしてメンテナンスまでできる窯屋が日本にもあるということを覚えておいてください。いつかあなただけの窯を私どもにお手伝いさせていただきたいです。まずはお気軽にお問い合わせください。